最近、ふと物理学的な視点について考えることがあります。微分積分学で知られるライプニッツが提唱する万物の調和や、稲垣足穂の「一千一秒物語」は、物理学を用いて新たなインスピレーションを探求する点では類似しています。また、ブラックショールズモデルで知られるフィッシャー・ブラックも、物理学を専攻していた経験があり、彼のモデルはブラウン運動を筆頭に物理学的視点が多分に有ります。物理学は、外界を素粒子の渦巻くカオスとして扱い、数式で森羅万象を解き明かします。現象の表面的な理解に留まる生理学的視点とは対照的に、物理学は現実を超え、無限の可能性の世界へと私たちを導きます。理論数学に対して、私は半可通なのですが、極小代数多様体など理論的な余りに理論的な数学に関心があります。新しい視点を身に着けるためにも、取り組んでみようかなぁと思っている次第でございます。