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IntelligenceとInformation

IntelligenceとInformation

最近は情報収集に多くの時間を割いており、『Intelligence』と『Information』の違いについて深く考える機会が増えました。日本語ではどちらも『情報』と訳されますが、その意味合いには大きな違いがあります。具体的に、Informationは単純なデータや素材をさします。一方で、Intelligenceは、そのデータや素材を基にした分析や解釈を指します。

たとえば、アメリカ中央情報局(Central Intelligence Agency)はその名称が示す通り、Informationではなく、Intelligenceを扱う機関です。国家の安全を守るという重大な任務の中で、彼らはただ情報を集めるのではなく、その情報から読み取るべき本質を追求しているのです。外務省国際情報局分析第一課の主任分析官を務めた佐藤優氏によれば、スパイ活動において98%の情報は新聞など既存のメディアから収集されているらしいです。

中国の元首相である李克強氏が省のGDPの数字に疑問を投げかけ提唱した李克強指数も、『電力消費量』『鉄道貨物輸送量』『銀行融資残高』の3つのInformationを用いて経済状況を把握するIntelligenceです。

情報収集の機会が増えるにつれ、私はIntelligenceの重要性を改めて認識しています。佐藤優さんの本でも読んでIntelligenceについて学んでみます。





私はIntelligenceの重要性を改めて認識しています
株もビジネスもIntelligenceですからね。Intelligenceがわかれば、新聞の見方もデータの見方も変わってくるのかな。