週末に、ESG金融商品の開発に向けた簡単な資料を作成しました。資料の文章から、価格決定モデルの構築、価格計算のためのプログラミング等、一日で一気に全部やり切りました。価格決定モデルは調子に乗って解析型とモンテカルロシミュレーション型の2パターンつくりました笑。小さな達成感に浸ってます。

提案するESG金融商品は、従業員の福利厚生と企業価値を結びつけるための新しい方法として、「有休消化率」と「株価」を権利行使のトリガーとするワラント、「ヘルスケアワラント」と名付けました。この金融商品は、利益の追求と従業員の健康を考慮した資金調達方法として機能します。

有給休暇の利用率などの非財務指標を従来の株価等の財務指標と統合することは、企業の社会的責任と利益の両立を強調するだけではなく、非財務指標等通常は分析が難しいデータを扱いやすい形に変換する手段となります。ヘルスケアワラントの社会実装は、私たちが目指す「世界の全てを計算可能にする」という目標に向けた重要なステップです。

ESGは現在トレンドですが、この分野はまだ未開拓で、アートの側面が強いです。ESGの定量化はこのトレンドの勝者を決める鍵となるでしょう。また、ユヴァル・ノア・ハラリの『サピエンス全史』の言葉を借りると、どれだけ共感しやすいフィクションを創造できるかもESGで覇権を握るために重要だなぁと感じます。

資料は下記のリンクです。ご拝読いただければ幸いです。
ヘルスケアワラント ESG投資における新たな機会 | 株式会社Alphatique