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防衛論

防衛論

自民党の某議員の方とお話をする機会に恵まれ、安全保障問題についてご質問させていただきました。三島由紀夫著の『文化防衛論』を参考に、国連の理念に基づく国連軍と、安保条約やその他の国際条約とは独立した我が国のための国防組織を持つ、防衛の二元体制についてお伺いいたしたところ、その方はこう述べられました。

『その案は国連に対して理想を抱きすぎている、今は国連よりも同盟の方が重要だ。国連にはロシアや中国も加盟しており、我々を守ってはくれないのは、ウクライナの例を見れば明白だ。他国に防衛を依存するのではなく、自国にも一定の防衛力を持つべきである。半分国連軍、半分日本軍と言うのでは、防衛力が足りない。』

誠に然り、防衛を他国に完全に依存していては、主権国家としての地位を維持することは難しいでしょう。防衛を完全に他国に委ねるのであれば、いっそ『日本州』のように属国になった方が気持ちが楽になるんじゃないかと述べた、磯田光一のある作品に対する文芸批評を思い起こさせました。





磯田光一のある作品に対する文芸批評
田中康夫のなんクリだった気がします。